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尾道市のキャットストリートビューは世界的にウケる!! と考える3つの理由

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どーも! 食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋… 単体で呼んでもらえない秋のことが、なんだかかわいそうで仕方がありません。サンティです!

先日の土曜日のことです。Facebookをボ〜ッと眺めていたら、おもしろい記事を見つけました。かなりの反響がでてるので、みなさんもすでに知っているかもしれません。

これです↓

世界初「猫目線」のストリートビュー、観光客誘致へ広島県が開設

なんでもこの9月1日から、広島県が運営している「カンパイ! 広島」というウェブサイトに、尾道市を「キャットストリートビュー」で体験できるページが開設されたらしいです。

きゃっとすとりーとびゅー? なんだそれは?

記事を読んでいただければわかると思いますが、「キャットストリートビュー」とは、尾道の風景を猫の目線から疑似体験できるサービスです。名前は、Googleの「ストリートビュー」にちなんでつけられています。

1b52eb8ef2c1875cfdf3ffbe9e3c05daま〜言葉で説明するよりも、広島キャットストリートビューで実際に体験してもらうのが一番はやいです。けっこう楽しいですよ!

僕はこの記事を見て、これは絶対に世界でウケる!! と瞬間的に思いました。

正確にいうと、すでにかなりウケています。

Googleニュースで “cat street view”と検索をかけると、9月8日の時点でなんと117件もの英語ニュースがヒットします。もちろん、中にはアメリカのWall Street JournalやイギリスのDaily Mailのようなビッグなニュースサイトも含まれています。

ただし僕は、一時的に世界的な関心を集めるという意味で、「ウケる」という言葉を使っているわけではありません! キャットストリートビューには、長期的にみて、海外からの広島観光を活性化するパワーがあるんだと、かってに確信しています!

広島を救うのは、政治家でも、エリートでも、芸能人でも、若者でもなく、キャットなんです。 もはや猫でもなくてキャットなんです。 キャットも積もればキャッツとなるんです!

思わずアツくなっていまいました… 話をもどします。なぜキャットストリートビューが世界的にウケると思ったのか? 理由は3つあります。

1. 観光の、観光による、観光のためのストリートビュー

3661977773_b7d7cc399c_b(Photo by heiwa4126)

Googleストリートビューの便利さは、みなさんもよくご存知かと思います。初めて行く場所の下調べに、自分が昔住んでたなつかしの場所の「今」を知るのに、そして仕事をサボってバーチャル海外旅行するのにと、とにかく色んな使い方ができます。中でも、観光の時には重宝している方も多いかと思います。個人的には、旅行プランを立てているときの参考として使ったり、旅行前日にルートを調べるのに使ったりすることが多いです。

ただ、観光にしぼって考えたとき、Googleストリートビューには大きな弱点があります。

それは… Googleストリートビューは観光専用に作られていないということです。「お前なに言ってんの?」ってツッコまれるぐらい当たり前なこたえですが… お許しください!(笑)

でも、観光客の視点から考えると、これってけっこう重要なことだと思うんですよ。ストリートビューというのは、結局はGoogleマップの一部であって、言ってしまえばただの地図です(このただの地図を世界規模で提供できるところがGoogleの凄さなんですが)。観光客であれ、出張中のビジネスマンであれ、地元のおっさんであれ、だれにとっても中立な立場を保っているわけです。

だから、観光客が道を調べるために使ったり、観光スポットの大体のイメージをつかむために使うことはできても、それ以上のことはできません。例えば、街のどの部分にどんな観光ルートがあるのかを調べ・体験したり、観光スポットにあるユニークなお店やレストランを発見できたりといったことが。

キャットストリートビューは、まさにそこを突いてると思うんですよ。観光ルートや観光スポットの発掘・体験・下調べが、全部セットでできちゃうわけです!

これは、国内か海外かを問わず、すべての観光客にとって画期的なツールです。しかも、「外国人」観光客にたいして特別に有利なポイントが、さらにもう一つあります。それは、言葉がほぼ必要ないということです。キャットストリトビューをつかえば、9割以上の情報がヴィジュアルで伝わってきます。もちろん、店舗情報などこまかい部分は多言語化していく必要がありますが、基本的には言語の壁をこえて、世界中の人々にダイレクトにとどけることが可能です!

2. 猫=路地裏というコンセプト

7982662589_236a461909_k(Photo by Thomas Leuthard)

これは、広島にとって特に重要なポイントです。

最近の広島のインバウンド観光市場は絶好調です。例えば、2014年に広島市を訪れた外国人観光客数は過去最高の65万7千人で、前年とくらべて24%ものびています。「やるじゃん広島! この調子!」と言いたくなるところですが、ここには落としあながあります。

ほとんどの外国人観光客にとっては、広島=平和記念公園+宮島なんです。この二つの観光スポット以外のことは、ほとんど知られていません…

実際、僕は広島で2年ほど観光案内の仕事をした経験がありますが、その中で平和記念公園か宮島以外の案内をたのまれたことは…

一度もありません!

多くの観光客は、東京や京都、大阪に何泊かしていくのに、広島はほとんどが日帰りか、たまに一泊していく人がいるくらいでした。当然これは僕の個人的な体験でしかありませんが、平和記念公園と宮島を占める外国人観光客の比率を実感したことある人ならば、きっと同じ意見をもっていると思います。

どんなに観光客がふえても、「原爆ドームと厳島神社を見て、はいおしまーい」ではもったいなすぎます!

だからこそ、猫=路地裏というコンセプトで作られたキャットストリートビューに、僕は感動の涙を流しているわけなんです。広島県観光課よ、よくぞ広島にぴったりのPR方法をみつけてくれたと。

どういうことかというと、猫目線で作ったルートということは、必然的に車がとおれない道だったり、注意をむけないと見落としてしまうような道が含まれてきます。いわゆる隠れスポットってやつです。こういう隠れスポット情報が、外国人観光客には圧倒的に不足していると思うんですよ。彼らは、平和記念公園と宮島以外で、広島にどんなクールでファンキーなスポットがあるのかを知らないんです。こういう情報の発信に、キャットストリートビューは強みを発揮できると思います。今後いろいろな「隠れスポット」が追加されていくことを期待したいですね!

3. WEBでの猫の存在感

14894435826_f8a13f6e27_b(Photo by Kyknoord)

実は、これが一番声高にいいたかったことかもしれません(笑)

日本ではそれほどかもしれませんが、海外では、猫はSNSを文字どおり占領しています。キュートな写真だったり、おもしろ動画だったりが、FacebookやTwitter、Instagram等を通して日々大量にシャアされています。その圧倒的な存在感、かのBBCになぜインターネットは猫の写真にとりつかれているのか(英文記事)という内容の記事を書かせたほどです。

世界一紳士的でクールなメディア、かのBBCにですよ!

それだけ猫の権力は強いんです。ネット上には、キャット・セレブリティという存在もいます。いわゆる有名猫です。例えば、グランピー・キャットという名前の猫がいますが、その猫はYouTubeの広告収入だけで、年に4万200ドル(約500万円)も儲かっているらしいです。ちょっとがんばれば、人間でも届きそうな年収というところが、逆に悔しいですね…

参考までに、YouTubeで”cat”と検索しました。結果は2480万ヒットものすごいですね。ちなみに、”Salmon”で検索をかけてみると、たったの143万件でした。がんばれサーモン(笑)

結局何が言いたいかというと、これだけ猫の存在感が大きいインターネットにおいて、猫に観光案内をさせるというアイデアはものすごい爆発力をもっているということです。今までは「ニホン、ヒロシマ、シリマセンデシタ」という外国人の人も、猫目線というだけで飛びつくこと間違いなしですね。

というか、すでにかなりの人が飛びついてますね。YouTubeにキャットストリートビューのプロモ動画がアップされているんですが、コメントの半分以上は英語です!

まとめ

以上、キャットストリートビューがいかに画期的なアイデアかということを、長々長々と論じてきました。観光課からの感謝のメールをお待ちしております(笑)

たぶん観光課の人たちもすでに考えていることだと思いますが、これからは、多言語化していくことが重要になりますね。英語に限らず、色々な言語を入れていってほしいです。

もう一つの課題は、実際に広島に滞在中の観光客にどうやってサイトを見てもらうかです。観光客のほとんどは、Wi-Fiがないとネットにつながることができません。でもこのサービス、現地を歩きながら使いたいとみんなが思いますよね。この問題を解決する必要があります。解決策としては、マップを公開した地域全体にWi-Fiをめぐらせるか、アプリ化してオフラインで使えるようにするかの二つがあると思います。

まあ、キャットストリートビューを制作したクリエイティブなチームのことなので、きっと残る課題も解決してくれると思います!

広島のクリエイティブな人々に…

カンパイ!

P.S. ちなみに、地上20センチの猫目線からみたハンフリー株式会社はこんな感じです↓ これからこういう写真をもっとアップしていけば、海外のクライアントからの依頼もふえること間違いなしですね!

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