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ちょっとしたハプニングを通して気づいた、「今を生きる」という言葉の意味

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どーも。メリーなですね〜、クリスマスをですね〜、みなさんにね〜、お祈りしたいかもですね〜。

サンティです。

今日はちょっと哲学的な話をしたいと思います。

そう。こういう↓人たちがしてそうな話です。

Image by Matt Neale

哲学とか仕事と関係ねーじゃねーか!!

っと今この瞬間シャウトした、雪に覆われたオーストリアの山間部の奥深くにひっそりと立つ木小屋で、ぽかぽかと暖炉の熱を浴びながらこのブログを読んでいるルドルフくん※想像上の人物ですの姿が頭に浮かびます。

でも僕、たまにはこういう話がしたいんです! 今年の終わりも間近ということで、一年の振り返りという意味もあります。僕にとっては、今年一年の中でも5本の指に入る経験/気づきだったのではないかと思います。

ということで、仕事に使えるかはわかりませんが、そこはあえて無視させていただきます。社長に怒られるかもしれませんが…(笑)

「今を生きろ」ってよく言うけど

12637108215_8e07a4905e_kImage by Alessandro Galantucci

今日のテーマはこれです。

今を生きろ

よく耳にするセリフですよね。

ちょっと悟りを開いたような、一つ上の境地に達したような響きを持っていて、なんかいいイメージのある言葉ですが…

いや、そもそもみんな今を生きてるっつーの!

タイムスリップしてるわけじゃあるまいし。

またデロリアンの話ですか? と僕は突っ込みたくなります。

もちろんこう言うと、いや「今」っていうのは物理的に生きている時間の話じゃなくて、精神的な時間感覚の話をしてるんだよ。過去のこととか、未来のこととかに心を奪われずに、今を大事にしようという意味、と反論されるだけなんですが…

いや、過去の失敗から学び、未来の対策を立てることが、いい人生を送るためにはもっと大切なんじゃないの??

と、そんなことを言う奴らには言ってやりたくなります。

どういうことかというと、僕は今まで「今を生きろ」という言葉が、イマイチどういう意味なのかよく分からなかったんです。で、響きがいいからみんな使ってんじゃねーのかと、聞くたびに思っていたんです。

でも、ちょっと前に経験したあるハプニングを気に、その言葉の意味がストンと腑に落ちました…

ど寒い夜の田舎町にて立ち往生

20901037089_25f3e5bed2_kImage by 田中 臨虚

一ヶ月ほど前の話です。

金曜日の仕事おわり、週末を彼女と過ごすことを約束していた僕は、そのまま新幹線に乗って彼女が住む兵庫県のとある田舎町を目指しました。彼女が住んでいるところは、かなり標高の高いところにある、人口数千人くらいの文字通り「田舎」です!

ところで、この日、彼女は仕事の飲み会があったので、夜遅くまで家に帰ってこない予定でした。なので、家の裏口のドアを開けておいてもらい、僕は勝手に入って彼女の帰りを待つという予定でした。

行きの電車の中で僕が考えていたことはといえば、「家についてもしばらく一人だし、ビールでも買って晩酌しながら、ゲームでもやろうかな」と、そんなところです。

駅に着くと、近くにある(町唯一の)スーパによって適当に食べ物とビールを買ってから、彼女の家へと向かいました。距離は歩いて15分ほどです。で…

とにかく寒い、寒い!!

かなり標高の高いところにある町なので、気温がものすごく低いんです。まだ11月中旬なのに、気温を見たらなんと0度!! 冷え性の僕にはこたえます…

「寒い、寒い」とつぶやきながら、なんとかのことで彼女の家にたどり着いて、裏口に回りました。

で、ドアを開けようとしたら、

開かない…

いやいや、そんな訳ないでしょ! ちょっと重くなってるのかなと思い、何度か力一杯開けようとしましたが、

やっぱり開かない…

この辺りで、僕のアラームモードはかなり高くなっています。とりあえず、そんなはずはないと、忘れるはずはないと思い、とにかくあらゆる戸・窓をチェックしました。

「それ、たとえ空いていたとしても絶対に入れないでしょ!」っていうくらい狭くて高いところにある窓までチェックしましたからね。外国から不法侵入してきた泥棒にしか見えませんよ(笑)

案の定一つも開かない…

ここに来て、僕は諦めて彼女を電話しました。ちなみに彼女は、一時間以上離れたところで飲んでいます。当然、電話したところで何も解決しません。でも、他に頼るところもないので、とりあえず電話しました。

電話に出た彼女は、「そんなはずはない」、「絶対に裏口を開けといたから」と主張してきます。でも、空いていないことは、実際に試した僕が一番よく知っています。

じゃあどうするかといえば、もちろん周りは人気ゼロです。ネカフェなんてものもありません。彼女が帰ってくるまで三時間くらいあるので、スーパーで時間を潰すのも厳しいです。一つ一つの商品の原材料をチェックすることぐらいしかやることないですからね、スーパーって。

途方にくれる二人…

そしてとにかく寒い!!

摂氏0度の寒気に、僕の生気はどんどん蝕まれていきます。この時点ですでに、慣れ親しんだ日本においてまさかの遭難感覚を味わっています。

ちょっと経ってから、彼女がやっとアイデアを思いつきました。電車に乗って、20分くらいのところに住んでいる友達の家に行くしかない、というものでした。

ただ、問題は電車があるかです。僕がいるバトルフィールドは、ど田舎すぎて電車が1時間に1本しか通らないようなところです。携帯で急いで調べてみると…

10分後に電車が一本くる!!

でも、それに乗り遅れたら次の電車は1時間30分後。僕はキャリーバーグを手に、気付いたらリオでも十分戦えるぐらいのペースで競歩をしていました。

ちょうどこの時です、「今を生きる」の意味にふと気づいたのは。

「今を生きる」という言葉の意味

ところで、その後電車には間に合い、無事彼女の友達の家にたどり着くことができました。ただ、このハプニングはどう終わったかは、今日の話の目的からするとあまり重要ではありません。ということで、バッサリと切らせていただきます。

急いで駅に向かっている時、なぜか「今を生きる」という言葉の意味がガーンと僕の頭に舞い降りてきました。

どういうことかというと、

僕、その時なんかめっちゃワクワクしてたんです!

地味に楽しみにしていた、一人でゆったり晩酌の時間が奪われ、代わりに摂氏0度の中、ど田舎ナイト競歩ツアーをさせられるハメになった僕は、全く怒りが湧き上がってこないだけでなく、

気付いたらとにかくワクワクしていたんです。

もう僕にとっては、田舎町の風景がディズニーランドに変わってましたからね。ミッキーとか、ドナルドとかで周りが埋め尽くされましたからね。こんな意味のわからない例えをしたくなるほど、僕はワクワクしていましたからね!

で、歩きながら、これはなぜかと考え出したんです。だって、ワクワクする要素ゼロのシチュエーションじゃないですか。自信を持ってのゼロですよ。

その時に行き着いたのが、

あ、今この瞬間を生きてるからこんなにワクワクしているんだ!

という結論です。

まだ意味は伝わっていないと思いますが、ビフォーアフターで考えるとわかりやすいです。

鍵が開いていないことに気づくまで、僕はずっと未来を先取りして生きていました。

どいうことかというと、広島を出た瞬間から、彼女の家についてから晩酌でもするという未来の計画を、僕は先取りして生きていました。

今この瞬間電車にいようが、スーパーで買い物をしていようが、それはただのプロセスで、自分の頭はそこにはない。その瞬間を生きていないわけです。

ここでポイントだと思うのは、実際に晩酌をやる時間が来たとしても、もうそれは頭の中で十分生きてしまった「時間」なので、あんまり楽しくないという事です。実際、家に着く頃には僕の地味な期待も冷め気味でした。

でも、その計画が崩れた瞬間、僕は未来から今この瞬間にグッと引っ張り戻されたわけです。

だって、次に何が起きるかわからないですからね。

未来の事なんて考えている暇ないですよ。

自分が頭の中で生きていた未来がありえなくなった時、しかも次にどんな未来がくるかわからなくなった時、何だか今この瞬間がものすごく濃密に感じられたんです。

駅に向かう時の町の風景、川だったり、星だったり、街灯だったり、それに僕の息遣いなんかもがとても新鮮に感じられたんですよ。

そして何よりも、先の読めない成り行きに、意外性の連発に、ものすごくワクワクしている自分がいたんです。

まとめ

こういう経緯で、僕は「今を生きる」という言葉の意味を初めて身をもって理解した気がします。

今思えば、人間が常日頃から予測している未来とその計画というものは、どこまでいっても可能性の一つにすぎません。それが起きているのは自分の頭の中だけで、現実化する保証なんてどこにもない。

そんな「未来」のために、「今」をただの通過点として軽視するのはもったいなすぎます!

未来を見据えることはもちろん大事だけでも、それを先取りして生きようとするのではなくて、今この瞬間に自分がいること、そして、だからこそ未来が意外性に溢れているということに目を向けよう。

そんなことを考えさせられた体験でした。

どうですか皆さん?

「今を生きる」を2016年の目標にしてみませんか??

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