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中国でブロックされている4つの巨大Webサービス (とその中国版代替サービス)

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どーも。久々の登場! のフリをしてみたサンティです。

今日は、中国のインターネット事情について少しお話ししたいと思います。中国のインターネット空間は、残りの世界から隔たれ、独自の生態系を保って成長してきました。よく日本の市場はガラパゴス化していると言われますが、インターネットに限って言えば、中国こそが正真正銘のガラパゴスだと言えます。

なぜ中国のインターネット市場はガラパゴスなのか?

6242737351_f586a29f73_bImage by Mikel Hendriks

理由は単純明快です。中国共産党が厳しい情報規制を敷いているからです。

中国には、金盾(きんじゅん)という検問システムがあります。金盾とは、中国民や在中外国人の監視及び情報収集を目指すこわ〜いシステムの総称なんですが、その中の1つに、俗に「グレートファイアーウォール」と呼ばれるインターネット規制システムがあります。

グレートファイアーウォールが何をするかというと、まず共産党政府にとって不都合な情報は全て遮断します。またそれに関連して、当局がコントロールできない海外サイトへのアクセスは規制・遮断されます。そのため、中国では海外で検索すれば普通に見つかるような情報にアクセスできないことがあるだけでなく、世界中で当たり前に使えるWebサービスが使えなかったりするわけです。

この結果として、中国には、規制・遮断された世界的なWebサービスの穴を埋めている、それぞれの中国版Webサービスが存在しています。これらの中国版サービスは中国内では主流であっても、一歩国外に出ると知られていないことが多いです。

それでは、ブロックされている具体的なWebサービスとその中国版代替サービスを見ていきましょう。

中国でブロックされている4つの巨大Webサービス

100734714_6875fb116d_oImage by Paolo Massa

1. Google

Googleの検索エンジンは、完全にはブロックされていませんが、非常に不安定であまり使い勝手はよくないです。検索にものすごく時間がかかったり、一部の情報がまったく表示されなかったりするそうです。Googleが提供する他のサービス(GmailやGoogleマップ等)はすべてブロックされています。

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鎖に縛られたGoogleを退けて、中国で一番の座についているのは百度(バイドゥ)という検索エンジンです。中国では70%のシェアを誇り、世界でのシェアもGoogleとYahoo!に続き3番目です。ま〜、中国の人口を考えればそうなりますよね〜。

2. Facebook

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先月、習近平国家主席が渡米した際に、フェイスブックCEOのザッカーバーグ氏と面会したというニュースが出ていましたね。しかし、中国では今でもフェイスブックが完全にブロックされています。どんなに泣き喚いても使えません。

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フェイスブックの中国版と言えるのが、人人網(レンレンワン)というSNSサービスです。機能はほとんど同じで、知り合いと繋がってコメントや画像、動画等をシェアすることができます。

3. Twitter

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フェイスブック同様、ツイッターも中国では使うことができません。完全にブロックされています。どんなに歯ぎしりしても使えません。

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代わりに中国人の「つぶやきたい衝動」を満たしているのは、微博(ウェイボー)というSNSサービスです。ツイッターと同じく140文字制限のミニブログ形式で、写真や動画を投稿することも可能です。ところで、中国語で140文字ってそれなりの情報量なんじゃないでしょうか。

4. YouTube

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YoutubeもGoogleサービスの中の1つですが、これだけ飛び抜けているので、別に紹介することにしました。YouTubeも中国では完全にブロックされています。どんなに絶望しても使えません。

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中国でYouTube不在の穴を埋めているのは、优酷(ヨウク)という動画ストリーミングサービスです。日本のテレビ番組やドラマもたくさんアップされているので、観たことがあるという方もいると思います。 しばらく前までは土豆(トゥドウ)というライバルがいましたが、それも吸収合併してしまい、今では独走状態です。

まとめ

以上、中国では使えない4つのメジャーなWebサービスと、それぞれの中国版代替サービスを紹介してきました。

ただし、ここで紹介したもの以外にも中国でブロックされているサイトはたくさんあります。今回は、企業の広告やブランディングで主に使われるだろうと、僕が勝手に判断したWebサービスに限って紹介しました。

これは特に中国に限ってのことではないですが、Webを使って海外ビジネスをやるときには、対象となる国・地域でメジャーなWebサービスが何なのかを知っている必要があります。ここまで読んだ人なら分かると思いますが、例えば中国に広告を出すためにGoogleのリスティング広告を使っても、あまり効果はないということです。こういうことを知らずに行動を取ってしまうと、お金をドブに捨てることになってしまいます。

いつか中国に出たいとぼんやり考えている方がいたら、今日紹介したサービスは、基礎知識として頭のどこかに保存しておいてください!

P.S. これを機に、KGBに加えて中国の秘密警察にまで狙われないことを願います…

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