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インターネットの世界で、日本語が話せるのはわずか3%。

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どーも。先日、きのこ狩りに行ってきました。きのこ達のカモフラージュ術はあまりにも天才的で、見つけるのにとても苦労しました。サンティです。

えー、前回のブログは100%ふざけた内容だったので、今回はもう少し世のため・人のためになるようなブログを書きたいと思います! 何事もバランスが大事ですね(笑)

今日は、ちょっとグローバルな話をします。まずは、みなさんに一つ質問です。

全インターネット人口の中で、日本語を話すユーザーが占める割合を知っていますか?

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Image by Eric Fischer

かなり省略された質問なので、もうすこしくわしく説明します。国連のデータによれば、現在、世界の総人口は70億人を超えています。その約70億人のうち、インターネットを使っている人だけを数えたのが、ここでいう「全インターネット人口」のことです。一方で、世界の中で日本語を話す人口は約1億2700万人(詳しくは下の表を参照)いるそうです。そのうちで、インターネットを使っている人たちだけを数えたのが、「日本語を話すユーザー」のことです。「全インターネット人口」と「日本語を話すユーザー」、この二つの数字がわかれば、上の質問への答えがわかるわけです。

でも、そもそもなぜこんな質問に答える必要があるのか? それは、この答えが、インターネットを利用したビジネスの現状と今後を理解するための手がかりになるからです。インターネット上でどの言語が主に使われていて、私たちが日々使っている日本語の立ち位置はどこなのか。このことがわかれば、これからの時代に日本語のWEBサイトを作ることの意味、または英語やその他の言語のWEBサイトを作ることの意味が見えてきます。

ただ、日本語を話すインターネットユーザーはいざ知らず、世界中でどれだけの人がインターネットを使用しているのかなんて、日本の片隅でパソコンをカタカタやってる人にわかるわけないですよね。ということで、私はインターネットの今と未来を見極め、地球に真の悟りをもたらすため、世界を求めて大海原へと飛び立ったのであった…

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Image by paurian

っと言いたいところですが、実は日本の片隅でパソコンをカタカタやってると、こういう情報って見つかるもんなんですよ〜。

世界のインターネット人口の内、日本語ユーザーが占める割合はわずか3%!!

スクリーンショット 2015-10-05 13.44.45source: Internet World Stats – http://www.internetworldstats.com/stats7.htm

今回の話は、「Top Ten Languages Used in the Web(Webで使用されている言語トップ10)」 というデータをもとにしています。このデータは、インターネットの世界で最も使われている10の言語に関してまとめたものです。インターネットに関する様々な統計を扱っている、 Internet World StatsというWEBサイトから引用しています。それでは、細かいデータを見ていきましょう。

まずは日本語に関するデータを見てみましょう。

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日本語はTOP10の中で6位にランクインしています。つまり、世界のインターネット人口の中で、日本語を話すユーザーは6番目に多いということです。やるじゃん日本語ユーザー! 世界ランク繋がりでいくと、サッカー日本代表は55位です。世の日本語ユーザ達は、サムライ・ブルーの何倍もいい活躍を日々してるわけです… 以上、雑・分かりにくい・意味がない、の3つをかね備えたたとえでした(笑)

ただ、全体に占める割合で見ると、実はそんな大した数字ではありません。インターネットを使用する日本語話者の数は、約1億1500万人です。これが全体の何%かというと、表にもあるとおり、たったの3.5%です!! まあこんなもんですよね。世界の人口が70億人で、そのうち日本語を話す人口はたかが1億数千万なわけですから。そう考えれば、3.5%というのは逆に大健闘です。人口はすくないのに、世界で占めるインターネットユーザーの割合はそれなりにたかいということです。

しかし、これにはカラクリがあります。”Internet Penetration”という枠を見てみると、90.6%という数字があります。これは、日本語を話すすべての人の中で、実際何パーセントの人がインターネットを使っているのかを表す数字です。つまり、日本語を話す人の実に9割はすでにインターネットを何らかの形で使っているということです。他の国と比べてみると分かりますが、これはものすごくたかい数値です。例えば中国語では、まだ全体の50%しかインターネットを使用していませんし、英語でも、全体の60%しか使用していません。

「3.5%」と「90.6%」、この二つの数字から次のことが言えます。一つは、日本語を話すインターネットユーザーの数は順位で見ればたかいものの、割合で見れば微々たるものだということ。もう一つは、すでにほとんどの日本語話者がインターネットを使用しており、今後その数がのびる余地はほとんどないということ。

次に上位3言語のデータを日本のものと比較してみましょう。

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トップ3の座を占めるのは、英語、中国語、スペイン語の3言語です。英語ユーザーが全体の26%、中国語ユーザーが全体の21.5%、スペイン語ユーザーが全体の7.5%を占めており、この3つの言語だけで、全インターネット人口の50%以上を占めています。今この瞬間、インターネットを使っている人の半分以上は、英語か中国語かスペイン語のどれかを使っているということです。

試しに、世界のインターネットユーザーが100人だと仮定してみましょう。今英語のWebサイトを作ったら、26人が見ることができます。中国語のWebサイトでも、21人が見ることがます。でも、日本語のWebサイトを作った場合、たった3人しか見ることができないんです。つまり、全く同じクオリティーと内容のサイトを作ったとしても、言語が違えばこれだけリーチに差が出てくるということです。

次に、もう一度 “Internet Penetration” の枠を見てみましょう。英語は約60%、中国語とスペイン語は約50%台というのがわかります。つまり、英語話者、中国語話者、スペイン語話者の半分以上はまだインターネットを使っていない、または使える環境にいないということになります。このことが示しているのは、この3つの言語にはまだまだ伸びしろがあるということです。日本語ユーザーとは反対に、英語、中国語、スペイン語を話すユーザーはこれからもどんどん増えていきます。

まとめると、次の2つのことがいえます。1つ目は、日本語ユーザが全体の3%のみを占めるのに対して、英語・中国語・スペイン語の3言語を話すユーザは50%以上を占めているということ。2つ目は、これら3言語は全体の半分以上を占めているにもかかわらず、それぞれまだ約2倍の伸びしろがあるということです。

まとめ

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Image by heiwa4126

以上、数字だけをたよりに、長々と話をしてきました。ちょっと疲れてきたという方は、先日オフィスがアフロに占拠された件を読んで、少しリフレッシュいただくことをオススメします(笑)

さて、これまで挙げてきたデータをもとに、最初の質問に答えることができるようになったのと同時に、インターネットの世界の現状が少し見えるようになりましたね。答えはこんな感じになるんじゃないでしょうか。

全インターネット人口の中で日本語ユーザーが占める割合はわずか3.5%。しかも、日本語のインターネット市場はほぼ完成されていて、これからも大きくなる余地はあまり残っていない。一方、英語・中国語・スペイン語(そして、ここでは時間の関係ふれなかったアラビア語、ポルトガル語、etc…)は、より多くのユーザーがいるだけでなく、これからも爆発的に増えていく可能性を秘めている。

こんな文字ばっかで、対して面白味もないブログをここまで読んでくださったみなさんは違うかもしれませんが、こういう話をすると、「で? ミーに何の関係があるの」という人が必ず出てきます。僕はべつに、このデータを使って、海外展開をしろと主張したいわけではありません。このデータは、これから日本で商売していく人にも海外で商売して行く人にも、ひとしく重要な情報だからです。言い換えれば、日本を含めた世界のインターネットの現状を知った上で行動するのと、知らずに行動するのとでは雲泥の差、かっこよく言えばスカイ・アンド・ダートの差があるわけです。

今回の場合は、日本語のインターネット市場が飽和状態にあること、逆に他言語のインターネット市場には何倍もの大きさがあるだけでなく、ものすごい伸びしろもあるということが見えきました。これを踏まえた上で、日本でのWeb戦略であれ、海外でのWeb戦略であれを考えていくべきだというのが僕の主張です。そして、ハンフリーのサービスも、このようなグローバルな視点を踏まえた上で提供していきます。

ですよね!? 楠社長!?(笑)

P.S.  でしょ〜! 真面目に仕事してるでしょ〜!!

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